UTAU韓国語CVVCを日本語CVVC化しよう【素材配布】
- とーごア洋志
- 2025年7月14日
- 読了時間: 8分
更新日:2025年7月15日
皆さま、ごきげんよう! とーごア洋志です。
この記事では、말차(マルチャ)式韓国語CVVC9モーラ録音リストで録音したUTAU音源を、日本語CVVCとして使えるように設定する方法について解説します。
このリストは、말차様が日本人向けに制作してくださった録音リストです。
発音方法のわかりやすい説明書きも同梱されているので、韓国語UTAU音源を作ってみたい方にオススメです! 説明は日本語で書かれているので韓国語がわからなくても問題ありません。
今回は말차式韓国語CVVC専用の素材を制作したため、この記事で配布する素材・解説する方法は他のリストには使えません。ご承知おきください。
また、Windows向けの解説となります。
また、素材配布にあたり、リストの制作者である말차様に配布の許可をいただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。
(この記事では以降、말차式韓国語CVVCを「韓国語CVVC」と省略して記載します)
말차式韓国語CVVCのリストでどのような感じの音源が作れるのかは、こちらの動画をご覧ください。
このボタンから音源のダウンロードページに飛べます。
方法は二種類
韓国語CVVCを日本語CVVC化する方法は、二つあります。
状況に合わせてお好きな方をお選びください。
日本語化用のoto.iniをコピペして原音設定する。
・メリット :手順がシンプルで簡単。
・デメリット :韓国語CVVCの原音設定を使いまわせない。
《こんな人にオススメ!》
┠ まだ韓国語CVVCとして原音設定していない。
┗ oto.iniをsetParamやvLabelerでしか編集したことがない。
韓国語CVVCを原音設定して、setParamでotoの中身を複製して日本語化する。
・メリット :韓国語CVVCの原音設定を流用できる。
・デメリット :手順が少し複雑。
《こんな人にオススメ!》
┠ 既に韓国語CVVCとして原音設定済の音源を日本語化したい。
┗ setParam、エイリアス複製さんの操作をある程度わかっていて、
oto.iniをメモ帳で編集できる。
既に原音設定済の韓国語CVVCがある方は、複製がうまくできなかったらoto.iniのコピペを試す……という順番でやってみるのも良いと思います。
必要な素材
말차式 韓国語CVVC 9モーラ録音リスト
《配布ツイート》
https://x.com/malcha_utau/status/1817117810910486752
《DLリンク》 https://drive.google.com/file/d/1g5yrCGkksEKapvBP91uA86stgWkilmli/view
とーごア製 韓国語CVVC 日本語化素材
《DLリンク》 https://bowlroll.net/file/339048 【仕様について】 ・韓国語の発音に日本語のエイリアスをつける際、できるだけ似た発音を選択しました。ですので、一つの原音に複数の別エイリアスが付いているケースが複数あります。
・말차様のリストが「- CV」と「CV」の両方を区別するタイプのCVVCなので、日本語版にも両方のエイリアスが別々にあります。
・[あ行][わ行(を)][や行]は連続音です。
【利用規約】 ・改変や修正はご自由にしていただいて構いません。 ・有償で頒布、販売する音源の制作時にこの素材を使用しても構いませんが、素材そのものを有償で頒布、販売することは禁止します。 ・この素材を使用して制作した音源の配布時に「日本語化素材:とーごア洋志」等のクレジット表記は不要です。(していただけたら嬉しいです) ・とーごア洋志と将軍うどんインストゥルメンタルは、この素材の使用によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。
※ ご注意 ※ 録音リストが最新バージョンで内容変更された場合は、日本語化oto.iniに調整が必要になるかもしれません。録音リストの行自体に変更がなければ、日本語化oto.iniも引き続き使用できると思います。 また、録音リストの行の表記方法が変わった場合、日本語化oto.iniは調整しないと使用できないかもしれません。 ("録音リストの行に書いてある文章 = 保存されるwavの名前"なので、wavの名前が変わると原音設定時にソフトがoto.iniの中身を認識できません)
日本語化用のoto.iniをコピペして原音設定する場合
【使用するもの】
日本語化素材内の〈oto.ini〉
お好みの原音設定ツール / ソフト
1.録音する。
말차式韓国語CVVC9モーラ録音リストで、韓国語CVVC音源を録音してください。
2.録音した原音が入っているフォルダに、oto.iniをコピペする。
日本語化〈oto.ini〉を、1で録音した韓国語CVVC音源のwavが入っているフォルダにコピー&ペーストしてください。
先に韓国語CVVCとして原音設定している場合は、韓国語CVVCとして原音設定してあるoto.iniを上書きしないようにご注意ください。
まず原音が入ったフォルダを複製して、複製した方に日本語化oto.iniを入れてください。
3.原音設定する。
日本語化〈oto.ini〉はあくまでもテンプレートなので、あなたの録音した音声に合わせて原音設定を調整する必要があります。
一般的な日本語CVVCと同じように原音設定してください。
エイリアスや原音設定の各種数値は、お好みで改変していただいて構いません。
oto.iniを使用する場合は、以上で完了です!
韓国語CVVCを原音設定して、setParamでotoの中身を複製して日本語化する場合
少し複雑なので、実行する前にまずは最後まで読んでみてください。
【使用するもの】
日本語化素材内の〈MalchaKRCVVC_to_ToogoaJPCVVC.ini〉
setParam (ver.4.0-b240804が最新版です)
エイリアス複製さん setParamにインストールしておいてください。
1.録音する。
말차式韓国語CVVC9モーラ録音リストで、韓国語CVVC音源を録音してください。
2.韓国語CVVCとして原音設定する。
韓国語CVVC用のoto.iniテンプレートは録音リストに同梱されていますので、そちらをお使いください。 エイリアスをアレンジした場合は複製が上手くいかないことがあります。
(音階や表情音名などのサフィックスを設定する場合は、日本語化する際に一度消してから変換したほうが上手くいくかもしれません。)
3.原音設定した韓国語CVVCをフォルダごと複製する。
この後、日本語化する際にoto.iniが上書きされるため、必ず韓国語CVVCのoto.iniのバックアップを取っておいてください。 フォルダごと複製して、複製先のフォルダで作業することを推奨します。
4.setParamに複製規則をインストールする
日本語化素材内の〈MalchaKRCVVC_to_ToogoaJPCVVC.ini〉を、エイリアス複製さんのフォルダ(AliasCopyRename)の中に入れてください。
これで、setParam内でエイリアス複製さんを起動したときに、複製規則として使えるようになりました。
5.setParamで韓国語から日本語エイリアスを複製する
まず、setParamを起動して韓国語CVVCフォルダとoto.iniを読み込んでください。
次に、setParamでプラグインとしてエイリアス複製さんを起動します。
次の画像のようなウィンドウが出てくると思うので、画像の通りに処理方法を選択してください。

【設定】
複製規則ファイル
MalchaKRCVVC_to_ToogoaJPCVVC.ini
エイリアスの処理方法
完全一致で複製
重複エイリアスを除外しない
画像の通りに選択したら、《実行》を押してください。
エイリアス複製さんが閉じて原音の再読み込みが終わった後に「原音パラメータウィンドウ」を見ると、韓国語エイリアスの最後の行以降に複製された日本語エイリアスが追加されているはずです。
何もせずに戻りたい場合は《終了》を押せば何も処理せずに戻れます。 ※ 終了を押した場合でも全エイリアスの再読み込みが始まりますが仕様です。
6.文字化け対策をしてから保存してsetParamを閉じる
このまま保存すると次の手順で文字化けしてしまう場合があるため、対策を施します。
setParamの「原音パラメータ一覧ウィンドウ」に表示されている中で、最も上にあるエイリアスに「あ」を追加で入力してください。
追加する文字は平仮名・片仮名・漢字などであれば何でも構いませんが、この後すぐ消すので「あ」で良いと思います。

最も上の音素のエイリアスに「あ」を追加したら、保存して閉じて大丈夫です。
7.メモ帳でoto.iniを開いて韓国語エイリアスを消す
韓国語CVVCと日本語CVVCでは「同じエイリアス名だけど原音設定方法が違う」音素が存在するため、両方のエイリアスが混在していると使いにくい音源になってしまうと思います。
それでは、6で保存したoto.iniをメモ帳で開いてください。
一番上に先ほど「あ」を追加した行があると思います。 これが文字化けしていなければ文字化け対策成功です!

では、文字化け対策ができていることを確認したら次は
「あ」が追加されている行
から
「- か」の行の手前の行
まで一気に文字選択してください。
以下の画像のようになっていればOKです。

選択した文字はこのまま全て消してください。
txtの一番上の行が「- か」になればOKです。

8.エラーメッセージが出ないように設定する(やらなくてもいい)
7が完了すれば日本語化が完了したと言っても過言ではないので、8はやらなくても構いません。
ここからはオプションのようなものです。
韓国語は日本語より母音が多いため、日本語化する際にエイリアスを設定しないwavが生まれます。
このままにしておいても良いのですが、使用する際に警告が出る可能性があります。(メッセージが出るだけで使用は問題なくできます)
※どのような警告がどのような条件で出るかについて※
7を終えた後にsetParamで日本語化音源を開くと、次のようなウィンドウが出ます。

その後、韓国語音源にあって日本語音源では使わないwavの行が追加されて全てのパラメータが0に設定されますが、

この固定範囲が0の状況でUTAUに音源を読み込むと、この画像のようなウィンドウが出ます。それだけです。

このメッセージを出したくない場合、日本語版で使わないwavをフォルダの中から消して、oto内の行も消せば解決します。
ですが、それだと少し手間&間違って日本語版で使うファイルも消してしまう可能性があるので、setParamを使用して固定範囲に0以外の数字を入れるのが楽です。
配布する際に容量が増えてしまうので、使わないwavを消すことも手の一つではあります。
では、setParamで日本語化した音源を開いてください。
0が5つ並んでいる行の内、一番上の行に画像のように入力してください。 入力したら、同じくこの画像のように横一列を選択します。

そのままctrl + C を押してコピーをし、次の画像のように0が5つ並んでいる行を全て選択してctrl + V でペーストしてください。

保存して閉じれば完了です。
韓国語CVVCのotoの中身・原音設定を日本語化する場合は、以上で完了です!
これで解説は終わりです。
お読みいただきありがとうございました!
私が配布する素材が少しでも皆様のお役に立てれば嬉しく思います。
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2025/07/14 ver.1.0
とーごア洋志

